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「紗希・・・、どうした?」
その様子を見た泰希は、顔色を変えた。
「出血・・・・、してるかも・・・・・」
「何?」
そう言うと、泰希は私の下腹部を見た。
「きゅ、救急車を呼べ!早くしろ!!!」
泰希は、そう叫ぶと車椅子を押していた男は、慌てて携帯を取り出した。
「ダメ!!救急車を呼ぶと・・・、履歴が残る・・・・」
私は、もう何も考えられなくなって頭が真っ白になっていたが、咄嗟にそう叫んでいた。
このままだと、赤ちゃんが・・・・。
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