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「ど、どうしよう・・・・・。た・・・助けて、お願い!助けて!!」
「紗希!しっかりしろ!!」
私は足に力が入らなくなり、その場にしゃがみ込んだ。
嫌だ!
この子を失いたくない!
「親父?!どうしたんだ?紗希?しっかりしろ!」
敦は、私の異変に気づくと傍に駆け寄った。
「紗希は、妊娠してるんだ!流産の危険が・・・。とにかく、ワシが入院している病院に電話しろ!」
「紗希が・・・、妊娠?嘘だろ・・・・」
白峰は、私の傍に来ると私を抱きかかえた。
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