猫たちの未来

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白峰の必死なお願いに、私は根負けしてお願いする事にした。 それからは白峰の有能さが発揮され、順調に会社を起業する事が出来た。 アントニーノ氏の口添えもあり、優秀なスタッフにも恵まれた。 たった、3年の間にインテリア雑誌にも取り上げられる程の企業に成長していた。 【ボス!そろそろ時間ですよ?】 スタッフの一人が、社長室をノックするとそう言ってきた。 【あら、本当だわ】 そう言うと、私は慌てて残りの仕事を終わらすと鞄を手に取った。 社長室を出ると、フロアー奥で打ち合わせをしていた白峰に声を掛け、みんなに挨拶をして会社を退社した。 .
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