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「紗羅?」
「ママン?!」
会社近くにある、児童保育施設に向かうと私の愛娘、紗羅が男の子と一緒に遊んでいた。
私が声を掛けると、紗羅は満面な笑みを浮かべて走り寄って来た。
黒い髪が、サラサラと風に靡き、その笑顔は日に日に圭に似てきていた。
「手を洗って、帰りの支度をしなさい」
「はぁーい!」
私がそう言うと、紗羅は元気に返事をして水道場へ走って行った。
とても元気に走る紗羅を見ると、一日の疲れも無くなるぐらいホッとする。
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