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[圭、今ならまだ間に合うかもしれない。帰国日は聞いていないが、長崎に寄ってから日本を発つって言ってたからな]
「長崎・・・・・」
[ああ、長崎に何があるか知らんが・・・・]
武浩さんの情報は、一筋の希望の光に見えた。
俺は、携帯を持っていた手に力を込めると真っ直ぐ見据えて返事をした。
「ありがとう武浩さん」
[俺もまだ仕事が残ってるから、また夜に連絡するから・・・]
俺はもう一度お礼を言って電話を切ると守と岬は、すでに俺の前に立って指示を待っていた。
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