猫たちの未来

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「・・・・・か、可愛いぃ~!!」 そう言うと、凛さんは私から手を離すと紗羅をムギュ~っと抱きしめた。 「ママー!この人、白峰のおじちゃんみたいにゴツゴツしてるぅ!」 紗羅は、まだ小さいから女性と男性の区別がハッキリとつかないようだが、触れた感触で何となく感じ取っているのだろう。 白峰は、秘書でありながらも紗羅の父親代わりの様に、休日もよく遊んでくれていた。 たぶん、抱き上げた感触が似ていたんだろう。 「何よ?オジサンって。お姉さんでしょ?」 凛さんは、オジサンと言われ紗羅を離すとメッ!と諭していたが、紗羅は訳が分からず相変わらずキョトンとしていた。 .
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