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今日は、ポカポカ陽気で少し暑いぐらいだから、空気の入れ替えで窓が開けられてかもしれないと、それを望みながら見上げてみた。
すると、少し開いた窓からカーテンが揺れているのが目に入った。
余命宣告された泰希が、今どの様な状態なのか分からないし、実際、会えるのかも分からないが時間が許す限りこの場に居ようと思った。
会えなかったら、私と父はそういう運命だったという事。
会えたなら、それもまた運命だったという事だろう。
私は1時間半ぐらいそこでのんびりして居たが、そろそろタイムリミット…。
私は、隣で絵本を読んでいる紗羅に声を掛けた。
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