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「あ…、ああ……?!」
俺がそう声にならない声で叫ぶと、その女性は女の子を抱き上げてこっちをジッと見つめていた。
その瞬間、俺は弾かれた様に体を翻した。
「お…親父!外!!…ああっ!取りあえず車いすに!!」
「どうした?敦…??」
俺が慌てている意味も分からず、親父は怪訝そうに俺の行動を見ていた。
「とにかく車いすに移動して!!」
俺は、親父に手を貸しながら何とか車いすに親父を座らせると、すぐに窓辺に親父を連れて行った。
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