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「紗羅ちゃん。これを預かっていたんだよ。君への誕生日プレゼントだそうだよ」
神父様は紙袋から、テディベアーのぬいぐるみを3体取り出すと木製の長椅子の上に並べた。
「わぁ~クマさんだぁ!紗羅もらっていいの?!」
紗羅はテディベアーを見た瞬間、目をキラキラと輝かせながら私の顔を見てそう言った。
「あの、この子への誕生日プレゼントって…。それに、誰から…」
私は戸惑いながらそう言うと、神父様は1体のテディベアーを紗羅に渡し、立ち上がり優しい眼差しで私を見つめた。
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