すれ違い

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「…あの、圭…、いえ、宮本は他にも何か言っていましたか?」 私は動揺を抑えられず、震える声で神父様に聞いた。 すると神父様は、紙袋から1通の白い封筒を手に取ると私に渡した。 「これは、あなたにとの事です」 私は震える手で手紙を受け取った。 しかし、何が書かれているのか、私は不安と戸惑いで封筒を開ける事を戸惑っていた。 そんな私に、神父様は私の隣に来ると、優しく肩を抱き微笑んでくれた。 私は、もう一度、封筒に視線を向けると、大きく息を吐きだし、震える手で封を開けた。 .
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