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『紗希へ』
その書体は、懐かしい自筆で私は目を細めるとそっと指でなぞった。
『君に逢いたかったが、仕事で戻る事にした。
紗希、ありがとう。
君が生きていてくれて、そして紗羅を産んでくれて。
今すぐにでも、この手で紗希や紗羅を抱きしめたい。
必ず君達に逢いに行くから。
その時に、もう一度プロポーズをさせてくれ。
待っていてほしい。
At your time・・・ Loving you.』
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