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[会われなくて良いのですか?1日ぐらいなら、スケジュール調整も出来ますが?]
「私にも分からないの。会うべきか、それとも会わないべきか。でも……」
私はそう言葉を濁すと、チラリとスヤスヤと眠る紗羅の姿を見た。
[でも?]
「……紗羅の気持ちに従うわ。紗羅が圭に会う事を望むなら、それに従うつもり。もう私だけの問題でも無いから」
[そうですか……]
白峰はそう答えると無言になった。
そして、私はお水を喉に流し込んだ。
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