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人を愛するという事。
それは、人それぞれの愛し方があって、人それぞれの愛の形がある。
いつも傍に居て言葉を聞かないと、愛を確かめられない人も居れば、そっと触れた温もりに愛を感じる人も居る。
それが、異性同士であったり、友達であったり、家族であったり……。
私は、圭の事を好きでいたのは確かであって、圭の重荷になるのが嫌で、彼の傍から離れた。
私に与えられた、唯一、圭からの愛の証である、紗羅を身籠って。
圭を愛すると同時に、お腹に居る我が子をも愛した。
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