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夜のバイトも終わり、今は妙子が暮らすマンションへと来てお風呂も入り妙子の部屋で寝る準備をしていた。
「今日、おばさんは?」
「ああ、何か難しい案件が入ったとかで事務所に泊まるって」
妙子は、いつもの事なのかあまり心配する事もなくサラッと言った。
身近にもう親は居ないと分かっている私よりも、身近に親が居るのに会いたい時に会えない方が残酷で寂しい物なんだと最近思う様になっていた。
私は、寝る前にビールと野菜ジュースを使って軽めのカクテルを作って飲んでいた。
「何かあったんでしょ?急に泊まりに来てって・・・」
私は、話し辛いのかちびちびと飲む妙子をチラリと見て言った。
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