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次の日、妙子は大学に向かい、私はAir’sに向かった。
結局、圭からは何も連絡が無かった。
今日は、オーナーと一緒に篠原さんの依頼の詳細を聞く事もあったから、少し落ち気味な気持ちを引き締めてお店のドアを開けた。
「紗希ちゃんおはよう」
「おはようございます」
「昨日、篠原さんに会ったらしいね。知り合いだったんだね」
「はい。元々は篠原さんの奥さんのハルさんがACQUAのマスターと知り合いで、常連客の一人だったんで・・・」
そう言うと、オーナーは納得している様だった。
「篠原さんの依頼なんだけど・・・」
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