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圭は雑誌にも取り上げられ、若い女の子のファンが出来る程のイケメン社長で有名だ。
たぶん、オーナーは自分の容姿に自信が無いのだと思ったのだろう。
確かに圭の隣には、田中 麗華の様な大人っぽい美人が横に立ってる方が似合っているだろうし、自分の容姿何て自信が無いのは当たり前だ。
「私はまだ学生ですし、社会経験もアルバイトしかした事が無いですし。圭は、従業員千人以上も抱える会社の社長です。何かあれば、圭もそうですけど従業員の人達も支えていかなくてはいかないのに、私にはまだその度量も器量もありませんので・・・」
私がそう言うと、オーナーと長瀬店長は目を見張って驚いていた。
「紗希ちゃんって、クールと言うか・・・」
「ストイックって言うか・・・」
そう言うと、二人は顔を見合わせて溜息を付いていた。
私は、自分の発言がおかしかったのか、二人の行動に頭の上に疑問符を並べていた。
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