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「私は・・・有沢さんが女の人でもいいかな・・」
「「「ゲホッ?!」」」
私を含め、何人かの男の子もその発言を聞いて、飲み物を噴出していた。
「だって、岬さんと一緒に有沢さんのバイト先に行ったんだけど、今のフェミニンな雰囲気と違って凄くスタイリッシュで、髪型も一つにカッチリ纏めて・・・。すごく格好良かったなぁ~~」
その子は、その時の私の姿を思い出したのか、うっとりと空を見つめていた。
そんな彼女を見たみんなは、一斉に私を見つめていた。
「いや・・・、そんなに見つめられても・・・」
私は、みんなの視線が怖くて後ずさっていた。
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