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「ありがとうございました」
「ああ、楽しかったよ。久しぶりにいろいろ話しも出来たしな・・」
そう言うと、秋元は後ろの方をチラリと見た。
「成る程な。みんなが騒ぐのも分かる気がするな」
秋元教授は、何か納得したのか苦笑いを浮かべると、目で後ろを見る様に促した。
私は、ゆっくりと後ろを見ると、マンションの入り口で腕を組み不機嫌な表情で、ガラス扉に凭れている圭の姿が飛び込んで来た。
「えっ?圭??」
私がそう言うと、秋元教授はクツクツと笑っていた。
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