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「有沢も大変そうだな・・・」
「教授、そんな楽しそうに言わなくても・・・」
私は、戸惑いながらも溜息を吐くと、秋元教授は何か思いついたのか、悪戯っ子の様な笑みを浮かべていた。
「有沢・・・、ちょっと・・・」
私はそう言われ、少し前かがみに近づいた時、秋元教授の手は私の耳たぶを触っていた。
「教授??」
「ああ、ピヤスが外れそうになっていた」
私は、咄嗟に顔を離して自分の耳たぶを触って確認した。
その姿を見て、秋元教授は優しい笑みを浮かべた。
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