運命の扉

29/36
6209人が本棚に入れています
本棚に追加
/1301ページ
「もぉ!!エド!ちゃんと説明しなさいよね!!」 私が怒ってそう言うと、エドは涙を指で拭いながら私と圭を見た。 「ごめん、ごめん。二人共すごく真剣だからつい意地悪したくなって・・・」 エドは、日本人と変らない程の流暢な日本語を話すと、圭はビックリしていた様だった。 「紗希はいつも無表情で飄々と毎日を送っていたんだ。ある日、悪戯心で紗希におはようの挨拶をフランス風、というか親しみを込めてフレンチキスで挨拶したら・・・」 そう言うと、圭はエッ!と驚きエドの顔を睨み付けた。 それに気づいたエドは、ちょっと申し訳無さそうに眉を下げると話しを続けた。 「そうしたら紗希は無表情のまま睨みつけて、俺の頬を思いっきり引っ張叩いたんですよ?」 エドはそう言うと、その時の事を思い出したのか左頬を擦りながらクツクツと笑っていた。 圭と安藤さんは、ビックリして私の顔を見つめていた。 .
/1301ページ

最初のコメントを投稿しよう!