大食

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◆ 病院の廊下── 男は見舞いを済ませ、病院の出口に向かっていた。 「おい」 不意に曲がり角の見えない影から背中に声をかけられた。 曲がり角の廊下から先は光が無く、暗闇が影の本体を隠していた。 「言った通りにしたか?」 <\`∀´>「ああ」 男は振り向かない。 <\`∀´>「だが、かなり心配していたな。あれだと、病院を脱け出そうするぐらいやってのける」    
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