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中学生以下の部は20時までだったために、小学生たちが帰りはじめたときに師範が「T‼ちょっと」と呼ばれた💡
師範の所に行くと…
「悪いんだが、どうにも調子が悪いから帰ろうと思うんだけど、お前たちやっていくか?」
この日、オレより先輩の人がおらず、オレと後輩2人だけだった。試合が近いこともあり、オレ達は3人で練習してから帰ると師範に告げた。
師範からは「くれぐれも無茶な練習はするなよ。」と念をおされ「それと、最後に戸締まりをしっかりして、入り口の鍵を閉めて帰ってくれ」と鍵を渡され、師範は帰って行った。
この時、道場にはオレ、後輩で高校2年のA、後輩で同級生のBがいた。
んっ?と思われた方のために、簡単に説明すると、空手のオレの習っていた流派では、上下関係に年齢は関係なく、段位が上な者が上という教えです。
師範を見送ったあと、道場に戻り一通り練習をして、21時近くになり、練習を終えて、掃除を始めた。
A「T先輩、ちょっとトイレ行ってきます」
オレ「はいよ💡つうかなんかでるかもよ~✨夏だし(^w^)」
A「っつ💧やめてくださいよ~😖」
などとふざけ、Aはトイレへ。
Bと話ながら掃除をしていると、ドアの開く音が。
オレ「Aなんか出た~?(笑)」
……
Bと二人入り口を見ると、誰もいない…💧
オレ「今、ドア開いたよなー?」
B「うん💧音したよね~…💧」
と、顔を見合わせてると…。
「押忍‼」
と、挨拶してAが💡
うちの流派では、道場の出入りの際必ず「押忍‼」と挨拶しなければならない💡
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