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「一人が辛くなったから」
「なんで?なんで、辛いの?人間は辛くなると私を作りたくなるの?」
「うーん。そんなこともないかな…。」
「じゃあ、どうして?」
「人間はね実は皆、孤独なのよ。親が居ても孤独。ともだちが何人居ても、結局は皆、一人ぼっちなの。」
私の愛したrottaはいつも、何で?
何で?
…と、
さかんに聞いてきた。
「一人ぼっちなの…?じゃあ、お母さんはいつから一人ぼっちなの?」
「…そうねえ。お母さんが生まれた時からかな。」
rottaは人間と言うものが昔から気になってしょうがないような子だった。
だから、自分と違う人間が珍しくていつも不審なくらいに「何で?」を連発するのだった。
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