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あまりの力にお互いに一瞬硬直してしまったが俺はハルバードの槍の部分をゴブリンキングに向けて構えなおし
［戦技・三段突き］
体内に眠る魔力を消費して突きを放った
魔力とはフェルエンドの世界の生物が宿す特殊なエネルギーであり、この世界の生物はそれを色々な事に使う
これもその使い方の一つ
この世界には嘘か真か神が複数存在し、その神の使う技を魔力を対価に使うことが出来る
技は多岐に渡り、人間やその他の生物の生活に密着しているし、技の数はとてつもない量が存在し、今も尚増え続けているのだ
何故増えるかというとこの世界の生物の中には神に技の申請が出来る者が極少数だが存在し、その者達が神に「こんな技が欲しいんです」とお願いして、神が聞き入れればその技が生まれ、全ての生物に使えるチャンスが生まれるのだ
まあ生まれる技というのも大体が自然現象等を大きく逸脱したものが多く、勿論その逸脱具合や及ぼす規模などで生け贄にする魔力も大きく変動する
そして俺の使った技は一度の突きで二つの突きの幻影を生み出し、本体と幻影で同時に三つの突きが放てる技である
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