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こりゃまいった… 極度の暑がりな俺は もう玄関の前でギブアップ寸前だ。 何度か外に出ようと試みたが 扉を開けた瞬間虫が視界に入り断念 「はぁ~。もういいや。」 仕方がないから今日は辞めることに ポストから朝刊を取る位はしよう そう思い玄関を開け、外にでた。 ポストの中身を見ると朝刊とともに一通の白い手紙が入っていた。 …? 旭川 美智琉様 アサヒカワ ミチル 「えっ、俺?」 綺麗な字で書かれた宛先は なぜか俺だった。 誰かと文通した覚えは無い… 中身が気になる… そう思った俺は その場で封を開けようとした その時少し離れた所から視線を感じた。 とっさにその方向を向いたが誰も居ない。 居るのは近所でよくうろついている野良猫だった。 「気のせい…か。」 なんだか不気味に感じたのでひとまず家に戻ることにした。
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