0人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
こりゃまいった…
極度の暑がりな俺は
もう玄関の前でギブアップ寸前だ。
何度か外に出ようと試みたが
扉を開けた瞬間虫が視界に入り断念
「はぁ~。もういいや。」
仕方がないから今日は辞めることに
ポストから朝刊を取る位はしよう
そう思い玄関を開け、外にでた。
ポストの中身を見ると朝刊とともに一通の白い手紙が入っていた。
…?
旭川 美智琉様
アサヒカワ ミチル
「えっ、俺?」
綺麗な字で書かれた宛先は
なぜか俺だった。
誰かと文通した覚えは無い…
中身が気になる…
そう思った俺は
その場で封を開けようとした
その時少し離れた所から視線を感じた。
とっさにその方向を向いたが誰も居ない。
居るのは近所でよくうろついている野良猫だった。
「気のせい…か。」
なんだか不気味に感じたのでひとまず家に戻ることにした。
最初のコメントを投稿しよう!