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家に戻るとまず目に入ったのは 母さんのゆでだこのように真っ赤になった顔だった。 「あっ…やべぇ。」 俺は母さんがなぜキレてるのか一瞬で理解した。 「そっ、それは…」 「美智琉!!まさかコレ盗んっ…」 「ちがぁぁぁぁあう!!」 母さんの手には高価な時計や、高そうな小物、服、その他もろもろが握られていた。 高校生が買えるような品物ではない物も含まれていた。 勿論窃盗ではない。 これは俺のファンの子から貰った品々だ。 自分からねだったわけではないぞ? 朝学校に着くと毎日1個は机にある。 誰からか分からないから返せないし。 捨てるのも勿体無いから有り難く使わせて貰っている。
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