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(えっと、1422っと)
階段を、五階まで登りクラスを探す。
「有った!」
恐る恐る入ると、さほど人は来ていなかった。自分の席を探し、座ってケータイをいじっていると
「あっここだ!」
と大きな声が聞こえて振り替えると、化粧バッチリのギャルい子が入ってきた。
(あんな子と一緒なの?!)
偏見だって言われるかも知んないけど、ホントにそう思ってしまった。
「席はーあっ!!ここだぁ♪」
ギャルは彼女の隣に座った。
「んっ?初めまして☆田村夏海ですぅ。よろしくね♪えっとー」
いきなり挨拶されて私は固まってるだけだ。
(どうしよう、カツアゲされる;;)
「ごめん。何ちゃん?」
答えなきゃ!恐る恐る固い口を開いた。
「川上美夜。宜しく・・
。」
緊張の余り、冷たく言ってしまった。
(私のばかぁ;;;)
内心どぎまぎしていると、
「川上さんって面白いね♪顔に出過ぎ(笑)」
意外な一言に私は目を見開いてしまった。
「ぷっ川上さん最高だょー♪良かったら友達になろう↑↑」
そう言って田村は、右手を出してきた。多分握手だろう。嬉しい。私は心の底から思った。
「こちらこそ、宜しく\\」
これが夏海との出会いだった。
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