本から人間は当たり前!

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谷村「………うるさい、ね。」 龍神「あぁん?」 谷村「図書室は、お静かに…。」 龍神「けっ、事情も知らないくせに俺に注意たれてんじゃねぇよ。」 谷村「しーっ。」 ―――ガタッ、ガタガタッ。 龍神「あん?……おい、あっこにあるのは廃棄図書だよな。」 谷村「うん…。そう。」 龍神「ガタガタ動いてんぞ。」 谷村「俺には、見えなかった…けど…。」 龍神「……。なんだ?…っ…!?」 ―――カバッ! アリス「…あ、れ…?ごほっ…ごほっ…埃がっ、ごほっ…。」 龍神「……おい。誰の上に乗っかってやがる…。」 アリス「え?あ…!うわぁっ!ごごごごごごめんなさいいい…。ひっ!睨まないで、ごめんなさいいいっ!」 龍神「いや睨んでねぇけど…。お前、まさかこの箱の中から…。」 アリス「え?箱?僕はウサギを追いかけて扉に…そうだ!ウサギを探さなきゃ!」 龍神「………。その体でか?」 アリス「ん?うわぁっ、やだっ、巨人、僕巨人に捕まった!!たたた助けてー!!」 龍神「うるせぇ黙れお前がちっせぇんだろうが!」 谷村「…図書室では…。」 アリス「わぷっ…。」(龍神のポケットにしまわれた)
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