15人が本棚に入れています
本棚に追加
谷村「………うるさい、ね。」
龍神「あぁん?」
谷村「図書室は、お静かに…。」
龍神「けっ、事情も知らないくせに俺に注意たれてんじゃねぇよ。」
谷村「しーっ。」
―――ガタッ、ガタガタッ。
龍神「あん?……おい、あっこにあるのは廃棄図書だよな。」
谷村「うん…。そう。」
龍神「ガタガタ動いてんぞ。」
谷村「俺には、見えなかった…けど…。」
龍神「……。なんだ?…っ…!?」
―――カバッ!
アリス「…あ、れ…?ごほっ…ごほっ…埃がっ、ごほっ…。」
龍神「……おい。誰の上に乗っかってやがる…。」
アリス「え?あ…!うわぁっ!ごごごごごごめんなさいいい…。ひっ!睨まないで、ごめんなさいいいっ!」
龍神「いや睨んでねぇけど…。お前、まさかこの箱の中から…。」
アリス「え?箱?僕はウサギを追いかけて扉に…そうだ!ウサギを探さなきゃ!」
龍神「………。その体でか?」
アリス「ん?うわぁっ、やだっ、巨人、僕巨人に捕まった!!たたた助けてー!!」
龍神「うるせぇ黙れお前がちっせぇんだろうが!」
谷村「…図書室では…。」
アリス「わぷっ…。」(龍神のポケットにしまわれた)
最初のコメントを投稿しよう!