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関口「たしかに俺は昨日まで大阪におったはずや。せやのに朝、見知らぬ部屋におった。全裸で。」
吉岡「おや、気が付きましたか。細マッチョのお兄さん。」
関口「薄いシーツを体に巻いて、白いシミひとつないカーテンを開けるとそこには、聖女のような白衣を着た男性がおった。」
吉岡「シーツを巻いていると、どこかから舞い降りたアダムのようですね。」
関口「彼は呆然としている俺に昨日まで俺が着ていたであろう服を渡してきた。キレイにたたんどる。」
吉岡「泥だらけでしたので、洗濯しておきました。お腹は、空いてないですか。」
関口「あー平気や平気や。すまんなぁ、わざわざいろいろお世話になってしもてからに。」
吉岡「いえ、校長が生徒を拉致ってくるのはいつものことですから。」
関口「ふーん。拉致ねえ。世の中ホンマけったいなやっちゃ…な…は?拉致?拉致って何?」
吉岡「ここはブレークリバライズ学園、地図にも載らない孤島に建つ全寮制の私立学園です。」
関口「そなな漫画みたいな学校聞いたことないわ、俺は関西第一学…俺拉致られたんか!?」
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