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その沈黙は長くは続かなかった。
「ぶっ、くく、っはっはははァ!」
どこかの誰かさんが爆笑しはじめたからである。
「ちょ、白太(しろた)!ばか!」
「え、黒木くん?!」
「………………く、黒木だと?!」
「………白太に潮見(しおみ)ちゃんにあかねちゃん?」
「ぶっ、っくく、ちょ、くるひ…」
慌てだすのは白太を除く四人。
笑い続けるのは黒木 白太一人。
「あんたのせいでばれたじゃない!」
「お、おまえら、み、み、みてたのか?」
「ち、違うの鹿子ちゃん。こ、これは、」
「……え、白太、見てたの?」
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