プロローグ

2/6
前へ
/85ページ
次へ
それは小学生の頃から始まった。 勉強が大嫌いな私。皆が当たり前にやっている宿題を天の邪鬼な性格も手伝ってほとんどやらなかった。なので、毎日の様に先生に叱られ、時に居残りもさせられた。 この日も、居残りで宿題をやらされるハメになり、自業自得にも関わらずブーたれながら宿題をしていた。 どれくらい時間がたったのか。気が付けば、しんと静まりかえった教室には時計の音が響いていた。 時計の音に耳を傾けていると「カタッ、カタカタ」と違う音が聞こえてきた。「?何の音??」と思い、辺りを見回すがわからず。気にしてもしょうがないからと勉強をはじめたがだんだん「カタカタ音」が増えてきた。それでも無視していると「地震?!」と思うくらい「ガタッガタン!」と大きな音がしはじめた。その音にビビっていたら担任が来て、「帰っていいよ」と言ったのでそそくさと帰宅した。が、その日を境にいろいろなモノ(😱)が見える様になり、声が聞こえるようになった…………。
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加