プロローグ

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奇妙な出来事。 高校生の夏、よく行く遊園地がナイター営業をはじめたので友人と遊びに出掛けた。色々な乗り物に乗り、最後にお化け屋敷に入ろうという事になり、二人でお化け屋敷へ向かった。 乗り物に乗っていくタイプのお化け屋敷なので、さほど恐くもなく順調だったが、ただこの乗り物180度動く乗り物なので、予測なしに横向きで移動したり、進行方向とは逆に向いたりと、激しい💧 なので乗り物の予測不可能な動きに「きゃ~💦きゃ~💦」いっていた。 最後の方に逆向きから進行方向に乗り物が戻ろうとした時…………。 背中を撫でられた。想定外の出来事に私一人「ぅっぎゃぁぁぁぁ」と叫ぶ。隣に座っていた友人も「キャーっ何?何⁉」とパニック。 なんとか出口に着き建物から出て、「いやぁ最後の背中触るの反則やんなぁ💦」と友人に言ったら「背中?何それ?」との返答。「え💧最後乗り物が進行方向向いたとき(スーッ)って撫でられたやん💧だから、一緒になって叫んどったやん」と言うと「え⁉触らてへんし💧あたし、あんたの声にびっくりして叫んでもたんやけど😱」 「ホンマに触らてへんの⁉」としつこく聞く私に、「触られてへんて💢」と真顔で怒る友人……。 後日、別の友人数人に聞いたが、誰も背中を触られた事はないと言う返答が返ってくるだけだった…………。 それ以来、私は二度とそのお化け屋敷に入る事はなかった。 ワタシノセナカニサワッタノハ ダレ?
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