470人が本棚に入れています
本棚に追加
芹沢「此奴等は静かになると言う言葉を知らんのか。」
呆れて物も言えない様子の芹沢に何時の間にか泣き止んだ椿が、
椿「此奴等はこうやって黙らせるんだよ。」
―ヒュッ、ザクッ
椿は、自分の刀を幹部達(土方)に向け投げた。
投げられた幹部達(土方)は顔を青褪め、投げられた方向を恐る恐る確認した。
すると一斉に、
「「「「「「ひっ!!」」」」」」
悲鳴を上げた。
それはそれはもう、綺麗に微笑んでいる椿を見て幹部は、恐れるしかなかった。
椿「盗み聞きした挙げ句、この部屋で騒ぐたぁ、いい度胸してるじゃねぇか。なぁ?土方。」
優しく問い掛けている椿なのだが、問われた本人からしたら、恐怖しかない。
椿がこうなる時は、大抵キレているからだ。
それを分かっていて発言出来る程、土方は度胸がない。
なので、
土方「……………。」
無言である。
椿「黙ってるってこたぁ、肯定の意味で捉えて良いんだな?という訳で、逝け。」
サッと山崎の近くにより、山崎の懐からクナイを借り(無断拝借)、土方目掛けて思い切り投げた。…避けられない程の速さで。
すると、椿がさっき投げた刀により傷付いた頬に抉るように同じ場所を掠った。
最初のコメントを投稿しよう!