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えっ、なぜ僕が戦っているかって?
それは、僕が王家に生まれたからさ。王家に生まれたからには、戦わなければいけなかった。
それぐらい分かっていたさ。子供の時からずっと…。
でも、今さら思えてきたんだ。自分は戦ってていいのかってことを。…今さら、こんな事思う自分がバカみたい。
でも現実に、そんな弱い心をもった僕がいる。
なんでかは、分からないけど急に目が熱くなってきた。
それがなんのか、僕には分かった。
思わずそれを、自分の手で拭った。
「あっ、やっぱり涙。」
そう思えたのは一瞬で、なんだか悔しくなってきた。
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