evergreen

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｢あ、優也!｣

がやがやとにぎやかな食堂で、優也はラーメンをすすったところだった。

優也を見つけて駆け寄ってきたのは同じサッカー部の竹本隆平だ。

｢今日の部活で監督が話があるって｣

｢ふーん？ わかった｣

｢お前、次の大会スタメンなんじゃねーの？｣

｢ないない。まだ1年だし、入部して1ヶ月だし｣

僕は箸を振って応えた。

｢でもさ、中学からの持ち上がり組じゃん？ 期待の1年って言われてるよ？｣

｢ふーん、初耳｣

｢なんの話だったか、あとで教えろよなー!｣

言いながら走っていく隆平は膳を持った女子とぶつかりそうになり、文句を言われていた。