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いつもと同じようにゲームの話で盛り上がっていると、いきなり話を振られた。
「ねぇねぇ、早絵は最近、煉様はどうなのよ?」
「えっ?…もちろん、煉様はいつ見ても格好いいよ!はぁ、あんな人が3次元にいればいいのになぁ…」
ついつい、自分の好きなキャラクターの話になるとうっとりしてしまうんだよなぁ。
ほぅ…と息を吐いてると、類友で親友の“宮坂 馨”(ミヤサカ カオリ)に話しかけられた。
「ってかさ、早絵ってば煉のどこがいいの?あたしには分かんないわ~」
大袈裟に肩をすぼめながら聞いてくるもんだから、少しだけムッとしてしまう。
「だって、格好いいじゃない!切れ長な目に艶のある髪。それでもって、優等生眼鏡男子ときた。何より、クールなところがたまんないじゃん!!」
「わ、分かったから……落ち着こうか」
周りに宥められながら、席に着く私。
自分でも気がつかなかったけど、立って熱弁してたみたい。
……恥ずかしい。
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