~第二章 幸せと不幸せな日々~

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朝食を食べ終わった僕達はいつもの様に学校へ向かっていた。 『本当に龍斗はご飯食べるの遅いよね?そんなに私と一緒に居たくないの?』 『そんな事ないよ!一緒に居たいし、ずっと大好きだよ!』 冗談を真剣に返す龍斗を見ながら、愛子は嬉しそうに微笑んでいた。 その後、しばらく沈黙が続いたあと、愛子の口が先に開いた。 『ってかさぁ、なんか、いつもこうやって学校に2人で迎えるなんて改めて思うと幸せだよね?』 愛子は、とても嬉しそうに笑っていた。 『そうだね…』 僕は照れ臭そうに下を見ながら答えた。 そんな、僕に愛子が 『いつまでも、ずっと一緒にいようね…』 僕は、黙ったまま、軽く頷き、 『あぁ…約束するよ…』 と言った。 そうこうしている間に、僕達は学校に着いた。 僕のクラスと愛子のクラスは残念ながら、一緒ではなかった。 けど、一緒になりたいとは、別に思わなかった。 いや、正確に言うと一緒になれない理由があった…
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