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『…お…き……ろ…』
微かに聞こえてくる聞き覚えのある声。
『…おき…ろ…』
誰かが僕に話しかけてる…。
『…いい加減に起きろ!』
-----?!
ドーン!!!
『うわ?!何事だあ??!』
辺りを見渡すと、自分のベットが横に、目の前には誰か立っている姿が見えた。
『いつまでも寝ぼけてないで、早く起きて顔を洗って来い!もう、朝ごはん出来てるぞ!!』
どうやら、父親のようだ…
『わかったよ。父さん!今すぐに行く。』
そう言うと、父親は扉から出て行き、
『たく、俺の血が流れてるのに寝起き悪すぎるよな…』
とぶつぶつ言いながら階段を降りて行った。
『さぁ!起きますか!』
僕は起き上がろうとした。
-?!!!!
その瞬間!
足に激痛が走った。
どうやら、起こされた時に、ベットから落とされたようだ。
僕は、足を引きずて部屋をあとにした。
『龍斗!まだそんなところに居るのか?!』
階段の下から父親の声が聞こえた。
『なんだ?お前怪我してるのか?』
誰がやったと思ってるんですか?
と内心思いながらも、
『大丈夫だよ!すぐに行くよ。』
そう言うと、父親は呆れた顔をしながら、リビングの方に向かった。
それを確認するなり、僕は洗面所に向かった。
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