~第1章 いつも通りの朝~

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『…お…き……ろ…』 微かに聞こえてくる聞き覚えのある声。 『…おき…ろ…』 誰かが僕に話しかけてる…。 『…いい加減に起きろ!』 -----?! ドーン!!! 『うわ?!何事だあ??!』 辺りを見渡すと、自分のベットが横に、目の前には誰か立っている姿が見えた。 『いつまでも寝ぼけてないで、早く起きて顔を洗って来い!もう、朝ごはん出来てるぞ!!』 どうやら、父親のようだ… 『わかったよ。父さん!今すぐに行く。』 そう言うと、父親は扉から出て行き、 『たく、俺の血が流れてるのに寝起き悪すぎるよな…』 とぶつぶつ言いながら階段を降りて行った。 『さぁ!起きますか!』 僕は起き上がろうとした。 -?!!!! その瞬間! 足に激痛が走った。 どうやら、起こされた時に、ベットから落とされたようだ。 僕は、足を引きずて部屋をあとにした。 『龍斗!まだそんなところに居るのか?!』 階段の下から父親の声が聞こえた。 『なんだ?お前怪我してるのか?』 誰がやったと思ってるんですか? と内心思いながらも、 『大丈夫だよ!すぐに行くよ。』 そう言うと、父親は呆れた顔をしながら、リビングの方に向かった。 それを確認するなり、僕は洗面所に向かった。
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