~第1章 いつも通りの朝~

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『第一、父さんは乱暴すぎなんだよ。 そりゃ、昔は鬼の神(ジン)と呼ばれた伝説の総長だろうけど、 今では、家事もやる父親だろ… もう少し優しく起こしてくれても良いじゃんかよ…』 そう、若干不貞腐れながら、顔を洗い終わり拭いた。 この、鬼虎(きこ)家は、一軒家で父「鬼虎 神(42)」と息子「虎鬼 龍斗(17)」の2人で暮らしている。 父さんは、昔は暴走族の3代目総長をやっていて、 名前の通り、「鬼神」と意味で、鬼の神(ジン)と言われていて、 喧嘩無敗の伝説やバイクのスピードも誰にも負けたことがないほどの実力者であり、 地元では、かなり有名なのだ。 そして、20歳で引退後、建設会社に入社。 その後数ヶ月で、1流会社から、腕が良いとスカウトを受け、1流企業に入社をした。 すると、次々と役職を上げて行き、何故か今では、「代表取締役社長」に… 僕は、高校2年生。性格は、父さんと間逆の性格… 喧嘩も弱く、何より気が凄く弱い… 学校の成績は、中の中の下。 おまけに、運動神経もゼロである… ただ、唯一対抗出来るのは、顔がカッコ良く、以外にもてるのであるw ここだけ、父さんと似ているところだ! 逆に言えば、顔以外はまるっきり駄目な奴なのだ!!
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