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一日千秋
「おぅ、ルッツ…話がある」
放課後、アバランディアが彼女を呼び止めた。
「何だよ、藪から棒に」
「セレネから伝言だ…『今日から在学中は寮で暮らせ。長期休暇とか用事がある時とかに帰って元気な面見せてくりゃ、問題はねぇ筈だし』だとさ」
(――は!?)
「何だ、そりゃ。聞いて無ぇし!!」
「今朝、お前が気絶してる間だ。流石に俺もびびったからな」
んな、勝手な。
「まぁ、既に登録されてるらしいから鍵は寮長に聞けば解る」
(あのクソ親父…次会った時覚悟しとけよ)
セレネ邸
「ぉおっ!?悪寒が…」
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