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「うぅ……あれ確か幸のいえに……って」
ガチャガチャ。
椅子に座らされ手足がしっかりと繋がれていた。
「なんだよこれ!ってそうだ幸は、幸はどこにいる!?さちぃ!!さちぃぃ!!」
辺りを見回すが幸の姿が見えない。
と、そんなとき扉が開いた。
「やす君どうしたの?寂しくなっちゃった?」
「幸っ!!良かった無事だったか。悪いこれほどいてくれないか?」
幸が無事だった事に安堵し、この繋がれている鎖を取ってもらおうと言うと、
「えっ…なんで?」
と、表情一つ変えずに言った。
「なんでって、繋がれてて動けないんだよ」
「だって動けないようにしたんだもん。だからダメだよ」
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