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「もう、やす君は優しいんだから。悪い人を庇わなくてもいいんだよ」
いや、明日川さんは悪くない。むしろ悪いのは俺の方だ。
そんな事を言う前に、
「ふふふ、悪い子にはお仕置きして来なきゃね。やす君は待っててね。すぐに邪魔者は消えてもらうから」
と言った、桜花の手にはしっかりと包丁が握られていた。
「おっおいっ!!幸!!消えてもらうって、どうする気だよ」
「もちろん。この世からだよ。だって、やす君は私のなんだよ。それなのに……絶対に許さない」
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