143人が本棚に入れています
本棚に追加
円卓を五人で囲み朝御飯の真っ最中。一人は有、永琳、輝夜と二人のウサギ。この二人も輝夜の従者として永遠亭に住んでいる。
鈴仙・優曇華院・イナバ。ウサ耳ブレザー服で髪は紫で長髪。永琳の事を「師匠」と呼んでいて時々、永琳の仕事を手伝っているという。
もう一人は因幡てい。ウサ耳の黒髪ショートヘアー。白いワンピースでニンジンネックレスをしている。語尾に「ウサ」がつくのが特徴的だ。悪戯が大好きでいつも鈴仙を困らせているという。
「それで師匠、薬はもう出来たのですか?」
「ええ、とりあえずね。効くかどうかは本人次第だけど。」
「大丈夫よ、永琳の薬なんだから直るが当然でないと。」
「姫様は妙に外来人に優しくするウサね。明日は雪が降るウサ。」
「優しくなんてしてないわよ?人として当然の気遣いでしょ?ねえ、鈴仙?」
「私に振られても困るんですけど・・・。」
「ダメよてい。姫様の邪魔しないでそっと見守ってあげましょう?」
「そうウサね。優しく観察するウサ。ウサウサ。」
「な・・・二人して何考えているんだか。まったくわかったもんじゃないわね。ところで有、その服どうしたの?昨日と全然違うじゃない。」
「ああ・・・そうだ。この服用意してくれたんですよね?ありがとうございます。サイズもピッタリみたいで。」
有が軽くお辞儀をする。が、永遠邸の面々は何が何だかわからない様子でキョトンとしていた。彼もその表情を見て首を傾げる。
「誰が用意してあげたの?」
「わ、私ではないですよ?」
「私でもないウサ。まさか姫様が・・・」
「違うわよ。そもそもそんな服家にあったの?」
最初のコメントを投稿しよう!