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「へぇー、永琳さんは弓なんですか。」
「そうよ、私は弓矢が弾幕なのだけどその他にも様々な道具が弾幕に使用されていたりするから貴方の剣でも大丈夫だと思うわよ。」
昼食の時間。有は先程の白い長剣の事を鈴仙から執拗に聞かれそれを聞いた永琳・ていが気になってしまい説明したところ、永琳も自分の得意な武器を弾幕にするという話になり、今の会話に繋がる。
「にしても、ブラスターブレードっていう名前ちょっとダサいウサ。」
「そうか?俺は気にいっているんだけど・・・。」
「もう厨二臭い感じの方がいいウサ。ウサウサ。」
「厨二・・・とは?」
「こっちの話ウサ。」
「もう、ていったら・・・ごめんなさい有さん。悪気は無いんですよ、多分・・・。」
「別に気にしてないから大丈夫だよ。ありがとう鈴仙。」
「話を戻して、その剣から弾幕を放つ感覚でやってみるといいんじゃない?」
「うーん・・・そうだな。斬撃を撃つ感じでやってみればいいんですかね?」
「・・・タメ口になったり敬語になったり・・・まだ馴れないの?」
「頑張ってるつもりなん・・・じゃないや。頑張ってるつもり何だけどなー・・・。」
「・・・まぁ、いいわ。
頑張っているなならそれで。」
「どうでもいいけど、
貴方記憶は戻ったの?さっきから普通に色々と話しているけれど。」
「ええ、少しずつですが戻ってきてます。
これも永琳さんのおかげです。ありがとうございます。」
軽く一礼をする有。
「私は何もしてないわ?
貴方が勝手にやったことよ?」
そう言って微笑む永琳。
永遠亭に来て早くも2日が経ち、有もすっかり雰囲気に慣れ始めていた。この幻想郷という世界に。
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