6月10日、晴

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数分後。 「いたたたた!なにこれ絶対骨折れてる!」 「本物でしたね…」 2人はパンチパーマにフルボッコされていた。 青黒く腫れた足をさすりながら、鴉が言う。 「返り討ちにしてやろうぜ隼くん」 「こんなにボコボコにされといてまだそんなこと言いますか?まぁ、処理はしないとですけど…」 隼は嫌々ながら立ち上がった。 「クビにはなりたくないですからね」 「まぁな。じゃあ、ぼちぼち追いかけますか」 鴉の濁った瞳が、きらりと光った。
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