鏡の先に……

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ホントって言われたって……。しかし既に鏡、通過しちゃたりしてるしな、何か仕掛けがあるって感がなかったし、信じるしかねぇじゃないか。 「一度に新入部員が二人も来てくれるとはね」 勝手に部員にされてるし 「あの、俺入ると決めたワケじゃ……」 「魔法に興味ないの?」 興味ないわけない。 「ありますけど」 「ここに来れたなら才能はあるってことだから、大丈夫」 何が大丈夫なんだ。 キーンコーンカンコーン チャイムが聞こえた。 一度教室に戻って終令をしなければならない。 「終令が終わったらまた来てね、それから詳しい説明はするから」 パチンと部長が指を鳴らすと目の前が歪んでいった。 気が付くと俺と女の子は鏡の前に立っていた。
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