第1話~序章~

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ドアの先にいたのは男だった。 白衣を着た男は声を張り上げる。 「貴様は……戸崎 秀平!!」 秀平は白衣を着た男の前まで行き、丸い形をした物を奪おうとする。 「秀平!貴様、何をするつもりだ!!?」 「それをもらおうか。」 秀平は丸い形をした物を指す。 「なぜだ!!これがあれば、我々日本は戦争に勝てるんだぞ!!?」 「第一次世界大戦の時に作られていたなら、勝てたかもしれないが、今…作られても意味がない。」 「なんだと!!?」 白衣を着た男が驚いている隙に、秀平は丸い形をした物を素早く奪う。
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