第1話~序章~

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~勇也視点~ 俺の名は戸崎 勇也。ただの平凡な高校生。受験も終わり、残るは卒業するだけ。 「やべっ!遅れる!!」 俺は玄関のドアを閉め、パンを加えてダッシュをして学校に向かった。 「ハァ…ハァ…やっと着いた。」 俺は息を切らしながら膝に手をつく。するとどこからか俺の名前を呼ぶ声がした。 「勇也、おっはようー!!」 元気よく、俺に挨拶する彼女は柴崎 未来。(しばさき みく) 小学校からずっと一緒の学校で幼稚園も一緒だった。いわゆる幼なじみという奴だ。
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