大林

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桜進学塾までは徒歩でも通える近さだが、あえて車で向かった。 娘も少し緊張した面持ちでいる。 そんな娘に声掛けた。 「懍、べんきょう嫌?」 「嫌ぁ。」 「大丈夫だよ、懍は賢いんだから。」 「大丈夫?」 「うん、大丈夫。懍が塾で覚えて、学校で分からないお友達いたら教えてあげるのよ。」 「うん。そうだね。懍頑張る!」 子供はよいしょして持ち上げる事が必要な場合もある。 始めてみて、余りにも辛そうなら辞めさせる事を視野に入れ学習塾に着いた。
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