大林

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この一瞬でアタシは大林先生にときめいてしまった。 娘の背中に手を当てながらテンションをどうにか保つアタシ。 「初めまして。娘の懍です。どうぞよろしくお願いします。」 「私は懍さんを受け持たせ頂く大林です。」 幼い子供にも“さん”付けで平然と呼ぶだなんて。 品性があって、尚ときめいてしまう。 「それでは、中をご案内致しますね。」 爽やすぎる。眩しすぎる。勝手に妄想が膨らんでしまう。
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